商品説明
オーバードライブに求められる事とは何か?
音の速さ、抜け感、適度なコンプ感だったり粘り。
ブースト量やクリーンからドライブまでのゲインの可変幅。
求める物は沢山あります。そして何より歪みの質が気持ち良いか。
名器と呼ばれるものには、これらの条件はすべて揃っていなくとも絶対的なスイートスポットがあります。
そしてその名器達を目指し数々の物が生まれてきますが、未だ先人の作った名器は孤高です。
私が大変インパクトを受けた名器といえるOverdriveがありました。エフェクター作りを始めたきっかけの一つでもありました。
回路やパーツなど細かな事はしりませんが、当時、製作のプロセスを見聞きしていて大変影響を受けたものです。
このPD-1はそのOverdriveをお手本としていますがコピーではありません。
なぜなら回路も使用パーツも知らないからです。
同じパーツが無ければ回路を知る意味もあまりありません。知らない方がロマンを感じます。
そして自由度が増していくのです。
基板はキューブ状になっています。この形態をあまり好まないニーズも承知しています。
ただ回路を隠すだけならば私はこの形態をとりませんでした。
しかし試してみると独特な音の変化がある事に気付きました。
例えて言えば筐体の裏蓋を付けた時と外した時の様な音の変化。対ノイズ性の向上など。
小さな違いでもそれが複数重なっていって音は形成されていきます。製作する上でとても面倒な作業ではありますが無視はできません。
組み込み後に異常が見つかっても修正も出来ないので廃棄するしかない無駄と残念さもありつつも敢えてこの形態としました。
このPD-1は張りのあるクリーンからクランチ~ドライブサウンドまでスムーズな可変幅を持っています。筐体上部のADD Controlノブで倍音の調整をすることで様々なアンプとマッチングができ、Toneとの組み合わせによりブースターとしてもドライバーとしても好みのセッティングを得る事が可能です。
*コントロール Gain,Tone,Volume,ADD Control
*入力インピーダンス 1MΩ
*消費電流 約5mA
*使用電源 9V乾電池、ACアダプター(9Vの物を使用してください。過電圧は故障の原因となります。)